あんこの味がする。
何か食べるものはないかと冷蔵庫を開けると、IKEAのチョコレートがありました。
IKEAのチョコレート(ダーク)は、100gで149円ととっても安いです。
とっても安いのにとっても美味しい、そんな素敵なチョコレートです。
スペイン産でカカオは60%以上です。
他にもミルクチョコレートやヘーゼルナッツチョコレートがあります。
レジの近くにたいてい置いてあります。
他にもいろんな種類のチョコレートがあるのですが、安くて美味しいので毎回こればかり買ってしまいます。
もう、IKEAのチョコレートの話はよくない?
というわけで、冷蔵庫で見つけたIKEAのチョコレートをひとかけ食べましたが、なにぶんカカオの割合が高いこともあり、なんだかすぐに飲み物を飲みたくなりました。
そこで、スペインのシードル「ISASTEGI」を一口ごくり。
シードルの酸っぱさが口の中を駆け抜けていきます。それをチョコレートが追いかけてきて…
…
…
…あ、あんこの味がするぅぅぅ!!!
何かの間違いではないかと思い、もうひとかけチョコレートを口に入れ、口の中を目いっぱいチョコレート味にします。
そこへまたシードルを流し込むと、酸っぱさが駆け抜けて…
やっぱりあんこ味だ!!
なんだこれは!!
まさか、酸っぱいシードルとダークチョコレートであんこ味になるなんて!
「プリンに醤油かけたらさぁ」なんていう、そういうお遊びではないんですよ、これは!
はい、落ち着いて。
これは新たな発見でした。
あんこいっぱい。
あんこ味ができ上がることはわかりました。
そこで疑問が浮かんできます。
「本物のあんこと合わせたらどうなんだ?」
この酸っぱいシードルと甘いあんこの組み合わせは、もしかしたら奇跡を生むかもしれません。
そこでさっそくスーパーであんこのお菓子を探しに行きました。
ありました、あんこ。いっぱい。パン売り場の隣に。
とはいえそう何個も何個も食べられないので、3個選ぶことにしました。
つまり
♪何個も あんこ 多い から 3個の あんこ チョイス♪
っていうことです。
優勝は最下位じゃない君。
シードルに合わせるために選んだお菓子はこの3つです。
- どら焼き
- きんつば
- 豆大福
あんこらしさを味わいつつ、似たようなお菓子にならないことに気をつけました。
まずはどら焼き選手のアピールタイムです。
そしてすぐにシードルを投入。
うーん。生地とシードルの組み合わせは悪くないど、あんこの味はよくわからない。
これはあんこらしさがなくて、微妙だったかもしれません。
どら焼き選手は、暫定最下位の席へどうぞ。
つぎに、豆大福選手のアピールタイムです。
中にあんこがたっぷりなので、あんこらしさはしっかりあります。これは期待できそう。
さあ、シードルの投入です。
おーう、餅とシードルの組み合わせは、あまりにひどい。これは、10年間の出場停止処分です。
豆大福選手は早く競技場から退出してください。
最後はきんつば選手です。
きんつば選手は見るからにあんこそのもの。これは優勝候補かもしれません。
さあ、シードルの投入です。
んー。あんこの味消えた。触感と舌ざわりだけがあんこ。
シードルの酸味とよくわからないざらつきだけが口の中に残ります。
そんなはずはないので、周りの皮もはいで、正真正銘あんこだけを食べます。
んー。やっぱり何のコンビネーションもない…。
改めて残っていたどら焼きを食べてシードルを飲みます。
あんこはともかく、生地はシードルとの相性は悪くありません。
どら焼き選手の優勝!
なんとも悲しい幕切れとなってしまいましたが、酸っぱいシードルとあんこは合わないことがわかりました。
というわけで、今日の一杯でした。
代わりはいくらでもいる。お互いに。
シードル太郎