スペイン料理はパエリア以外にもある
スペイン料理といえば?パエリアですね。はい。
でも、もう見出しに書いてるので、今回はパエリアについてではないです。
じゃあ、ピンチョス? アヒージョ? ガスパチョ?
わざと回避していただきありがとうございます。
タイトルの通り、今回はボカディージョです。
ボカディージョとは何でしょうか。
初めて聞いた方もいるでしょう。
「いや、ボカディージョくらい知ってるでしょ(笑)」ですか。そうですか。
そんなマウント野郎はこの教室にはいりません!
なんですかその態度は! まったく!
知ってても黙ってりゃいいんですよ!
ほら! その小馬鹿にしたような顔!
なんでそうやっていちいちアピールするんですか! ねえ!
![シードル太郎](https://oicidre.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
……。
さて、ボカディージョとは何でしょうか。
気になりますね。
ボカディージョとは、スペインのサンドイッチです。
サンドイッチといっても食パンにはさんだものではなく、バゲットにはさんだものを言います。
具材には特に決まりはなく、生ハムや魚やトマトなど、お好みにあわせて様々。
持ち運びができて気軽に食べられる素晴らしい料理です。
ボカディージョは「ひとくち」を意味する「ボカド」が語源です。
「ひとくち」とはいえ、軽く食べるという意味ですから、決してひとくちで食べようとしないでください。
命をかけて食べるものではありません。
ボカディージョの作り方
ボカディージョはサンドイッチなので、簡単に作ることができます。
定義もないので、バゲットに生ハムをはさむだけでも完成です。
さすがにそれでは作り方もなにもないので、もう少しだけ凝ったものを作ります。
「凝ったもの?オリジナル?それってボカディージョなの?(笑)」
うぉぉぉぉぉい!!またお前かぁぁぁぁ!!!
![シードル太郎](https://oicidre.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
いいから、いいから。
さて、ボカディージョの作り方を紹介します。
気になりますね。以下どうぞ。
【用意するもの】
- バゲット
- 生ハム
- ジャガイモ
- マヨネーズ
- チリペッパー
- ししとう
- オリーブオイル
【作り方】
- 鍋にたっぷり水を入れて、ジャガイモを茹でる。
- 中まで茹で上がったら皮をむいてつぶし、マヨネーズとチリペッパーと混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルをまわして加熱する。ししとうに焼き目がつくまで炒め塩をまぶす。
- バゲットを表面がパリっとする程度にトースターで軽く焼く。
- 「4」のバゲットを側面から半分に開いて「2」でできたものをたっぷり塗る。
- 「5」に生ハムを重ね、「3」を乗せてはさむ。
以上です。
生ハムの代わりにサラダチキンでもいいかもしれません。
![](https://oicidre.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_2353-1024x768.jpg)
150年の歴史があるシードラ「ベレシアルトゥア」
なんとも美味しそうなこのボカディージョにあわせるのは『Bereziartua』の「Sidra Bereziartua」です。
Bereziartua(ベレシアルトゥア)は1870年から続く家族経営の会社です。
シードラは野生のリンゴをミックスして使っており、木桶とステンレスタンクで少なくとも4ヶ月間発酵させます。
鮮やかな黄金色に、バスクのシードラらしく酸味が強めですが、自然なリンゴの風味とバランスがよく比較的飲みやすいです。
![](https://oicidre.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_2358-768x1024.jpg)
そんなシードラで口をしめらせて、お手製のボカディージョをひとくち。
うんまぁぁあい!!
シードラの酸味とチリペッパーの辛みと生ハムの塩気とししとうの香りが完璧にマッチしています。
これは最高の組み合わせです。
シードラももちろん美味しいですが、このボカディージョが非常に素晴らしい。
自分で作ったとは思えません。
バゲット一本分まるまるボカディージョにしたいくらいです。
というわけで、今回の一杯でした。
嘲笑はいらぬ。賞状を与えたまえ。
シードル太郎
今回紹介したシードラ「ベレシアルトゥア」はこちらから購入可能です。
シードラにしては飲みやすいので、おすすめの一本です。