ピンチョスとタパスの違い
スペインの食べ物といえば、一番はパエリアでしょう。
Googleで『スペイン料理』と画像検索してみてください。十中八九パエリアの画像です。
でも二番はピンチョスじゃないでしょうか。
「ふ~ん。ピンチョスとタパスってなんか違うの?」って?
いい質問じゃないですか。どちらの紳士でしょうか。これはこれは、素敵なお召し物で。
ピンチョスとタパスの違いは、ピンチョスはタパスの一種ということです。
どゆことっ??
まずタパスというのは、スペインのバルなどで出される、小皿に乗った料理のことです。
そのタパスの中で、食材を串(ピンチョ)で刺したものが、ピンチョスと呼ばれます。
つまり、串で刺してあるタパスがピンチョスということです。
「じゃあ焼き鳥も串にさしてあるからピンチョスって呼んでいいの?」
質問のための質問はおやめください。
ピンチョスの前に焼き鳥をタパスと呼ぶつもりですか
ちなみにピンチョスの発祥はバスク地方です。
バスク地方ということは、シードラの出番じゃないかい?
美味しいものがあふれていて、バスクから目が離せません。
銀座にあるスペインバル『Hola! Ginza7』
スペイン料理が食べられるお店は日本中にたくさんあります。
その中でも今回は『Hola! Ginza7』に行きました。
スペイン料理のお店はたくさんありますが、必ずしもシードラがあるとは限りません。
むしろシードラを提供しているお店は少数派です。
せっかくシードラを飲もうと思ってスペインバルに行ったのに、シードラの提供がなかったら少しがっかりしますよね。
「じゃあしょうがない、サングリアでも飲むか。」
なんて感じで注文されたら、呼ばれたサングリアの方も申し訳なさそうにテーブルに佇むでしょう。
その点『Hola! Ginza7』では、まず間違いなくシードラの提供があるのでご安心ください。
「銀座か…わしのような田舎者はその名を呼ぶこともはばかられるわい。」
いえ、全然そんなことないので大丈夫ですよ、紳士!
そんなかしこまったお店ではないので、気軽に立ち寄れます。
外観はこんな感じです。
ガラスの扉の方からも入れますが、入り口は左の取っ手付き扉のようです。
ちなみに「Hola(オラ)」はスペイン語で『やあ』の意味です。
緊張感のない良い名前ですね。入りやすくて助かります。
さっそく注文しましょう。
シードラもメニューにしっかり載っています。
生シードラだ!
こちらのお店ではタップから注いだシードラ(生シードラ)が飲めます。
こんな感じで注いでくれます。
一緒にピンチョスも頼みました。楽しみです。
ピンチョスとシードラの相性
ピンチョスが届きました。
ピンチョスはひとつひとつが串に刺せるサイズで少量なので、あれこれ食べられます。
そんなにたくさん食べない時でも、量を調節できるので食べやすいです。
スレートの板がお洒落でニクいですね。
さあ、いよいよ生シードラです。
なんという泡の量!!
ビールと見まがうほどの泡の量です。げ
しかし、色や酸味はシードラらしさがあっておいしいです。
わずかに濁りがあって自然な作りを感じさせますが、タップから注いでいるので澱も入らず飲みやすいです。
揚げ物や味の濃い食材も、酸味と泡の豊かなシードラのおかげでさっぱりと楽しめます。
相性抜群!
「これ見よがしにグラスが二つあるな。」
余計なことは考えなくていいんですよ、紳士。
ピンチョスはシェアした方がいろいろな種類を楽しめますからね。
よく晴れた日には爽やかなシードルがおいしいです。
というわけで、今回の一杯でした。
おっす、Hola、シードラ!
シードル太郎
こちらのシードラは独特なコルクの形になっていて、スペインシードラ特有の注ぎ方(エスカンシアール)ができます。