ガレットは何度食べても美味しい
シードルとガレットの記事は前にも書きました。
が、美味しいので何回でも書きます。
こちらは前回の記事です。
シードルとガレットが生まれながらにして名コンビであることは前回書きました。
ところで世の中には名コンビの映画がたくさんあります。
例えば『真夜中のカーボーイ』なんて、いい映画じゃないですか?
テキサスからニューヨークに出てきた間抜けな勘違い男と、スラム街に暮らす小男が、金のことで揉めながら次第に友情を育んでいく物語です。
ダスティン・ホフマンの演技が、まあ本当に素晴らしいです。
わざわざ映画の話しなくていいからね。
特にマイアミ行きのバスの中でダスティン・ホフマンが小便を漏らすシーンなんて最高です。
ちょっとちょっと、これ食べ物のブログだよおおお!!
失礼しました。
それはそうと、ブルターニュでソバが盛んに育てられていることは前回の記事で触れましたが、フランス人は麺の蕎麦をズルズルすするわけでもないのに、ガレット以外にソバをどう使うんでしょうか。
気になりますね。
結論、たいていは小麦粉の代わりにそば粉をパンやケーキに使います。
ということは、もしかしたらそば粉のケーキもシードルに合うかもしれません。
まあ、でもそれはまたの機会に。
他の食べ方として、ソバの実をしっかり茹でてキノコなどと炒める料理もありますが、いかにも健康食っぽい見た目でおいしそうではありませんでした。
体にはすごく良さそうなんですけど。
食べたらおいしいかもしれませんがね。
ガレットを食べられるお店 カフェデュボワ
そんなソバの実の料理より、美味しいとわかっているガレットが食べたいです。
今回は、千葉県市川市にある「Café Dubois(カフェデュボワ)」へ行ってみました。
最寄り駅は京成本線「鬼越駅」ですが、JR「本八幡」駅からでも歩いていけます。
太い道路沿いにあって駐車場もあるので、車で行きたい人にも便利です。
京葉市川ICも近いので、高速道路を使ってくるのもいいでしょう。
そのかわり、車で来たあなたはシードルを飲めません。
一緒に来た人がおいしそうにシードルを飲む姿を見るだけの、見る専です。
真っ赤なオープンカーにサングラス、セカンドバックを小脇に挟んで気取ってみせる、かっこいいの価値観が2世代前のあなたも、そう、車で来たからには見る専です。
まあ、とにかく着きました。
お店に着いたはいいですが、ここで重要なお知らせがあります。
2023年6月1日現在。ガレットとランチの提供はお休みのようです。
え、食べられないのに紹介するのかって?
うん、そうだよ、ごめんね。
生地パリパリ、具だくさんの美味しいガレット
注文したガレットは2種類。
卵、ベーコン、トマト、ジャガイモ、きのこのガレットと
ブルーチーズ、はちみつ、サラダ、クルミのガレットです。
ひとりで2枚も食べたわけではないです。
ってことは、誰かと?え?匂わせ?もしかして縦読み?やだ怖い。
「注…卵…ブ…ひ…」…違うわ。
このお店のガレットは生地がパリパリです。
重ねられている部分にも具がたくさん入っていて満足感もあり、非常に美味しいです。
そしてシードルも運ばれてきました。
実はこのお店では日本で唯一『Cidre de la Baie』が飲めると聞いてやってきたのですが、提供されたものはおなじみのシードル『La Bouche en Coeur』のBrut(辛口)でした。残念。
もともと世田谷区笹塚にあったお店が移転したので、その際に変わってしまったのかもしれません。
とはいえ、これも十分に美味しいシードルだし、いい感じのボレ(シードルカップ)で提供されるのもうれしいです。
Doux(甘口)と比べて、あと味がすっきりしているのが特徴です。
ガレットを堪能したら、デザートのクレープです。
バターとキャラメルのクレープにしました。
「あれ?なんかテーブルの感じがさっきと違うけど、これ別の日じゃないの?」
いえ、途中で席を移動しただけです。変な勘繰りはよしてください。
移った席はキッチン前のカウンター席で、こちらはクレープを作っている様子を見られるいい席でした。
食べておいしい、見てたのしい。
お会計は入り口近くのレジでしますが、ここにパンやお菓子などが売られています。
本格的でどれもおいしそうだったので、帰りにお土産として買って帰るのもいいでしょう。
というわけで、今回の一杯でした。
真昼間のシードール
シードル太郎
こちらのお店で飲めるシードルはネットからでも購入可能です。
お手頃でとても美味しいので、ぜひどうぞ。