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【新宿なのに美味しい!】駅チカで食べられる本格ガレットとシードルのお店「ブレッツカフェ クレープリー」

フランス

「新宿」と名前につく駅がたくさんあってややこしい

東京、新宿、大都会。

日本を代表する繁華街です。

林立する高層ビルに歌舞伎町、都会のイメージそのものです。

人の往来も当然多いので、駅も多くなります。

なんと「新宿」と名前のつく駅はこんなにあります。

  • 新宿駅
  • 新宿御苑前駅
  • 新宿三丁目駅
  • 新宿西口駅
  • 西武新宿駅
  • 西新宿駅
  • 西新宿五丁目駅
  • 東新宿駅
  • 南新宿駅

ものすごい量ですね。

「三丁目」なんて、番地のレベルで駅があるとは。

いや待てよ。「新宿西口駅」ってなんですか。

出口がひとつの駅なんですか。

新宿駅の西側に出るには電車に乗らないといけないということでしょうか。

いやいや「新宿駅西口」という出口はある模様。

もうわけがわかりません。

そんな新宿駅は1日の平均乗降者数が約350万人で、世界一の記録も持っています。

1日で約350万人…。

日本一の動員数を誇る福岡の山笠祭りでも、15日間で300万人です。

つまり毎日がお祭り状態というわけです。

さながらグレート・ギャッツビーの世界ですね。

そんな新宿も昔から栄えていたわけではありません。

新宿に人が集まるようになったのは、関東大震災がきっかけです。

関東大震災により、もともと人の多かった浅草などの下町は、地盤の弱さから壊滅的な状態となりました。

それを教訓として、地盤の堅い東京の西の方に人々が移り住むようになりました。

ちょうどタイミングを同じくして各鉄道が新宿に駅を建設し始めたため、利用者が激増。

人が集まるので店も集まるようになり、現在の新宿に至るというわけです。

新宿のこんな急成長を見たら100年前の人はびっくるするでしょうね。

まあ、100年前の人は地方のスーパーでもびっくるするでしょうけど。

それだけ人が集まる新宿ですから、飲食店もたくさんあります。

飲食店はたくさんありますが、残念ながら「ハズレの店」もたくさんあるのが新宿です。

人がたくさん集まるので、食べ物さえ提供していれば成立してしまうのです。

そんなハズレの街新宿でも、美味しいガレットを食べられるお店があります。

シードル太郎
シードル太郎

なんてありがたい!

今回はそんなありがたいお店を紹介します。

ガレットとは

お店の紹介の前に、そもそも、ガレットとはどんな食べ物でしょうか。

すでに2回()ガレットのお店を紹介していますが、改めて説明します。

ここでいうガレットは「そば粉で作られたクレープ」のことです。

「ガレット」というと、クッキーやパイ、ケバブラップのことを指すこともあります。

ただ今回はそのことは忘れてください。

また「クレープ」も、ホイップクリームたっぷりの甘いクレープではありません。

ハムや卵やチーズが乗った食事らしいクレープです。

修学旅行生が原宿で食べるやつではありません。

そんなガレットは、フランス・ブルターニュ地方の郷土料理です。

ブルターニュ地方に行けば、スーパーでガレットの丸く焼かれた生地だけ買うこともできます。

冷蔵で売られているので、具材を乗せてフライパンで焼けば簡単にガレットが食べられます。

ブルターニュ地方でガレットは、それほど生活に馴染んだ食べ物です。

そしてガレットは家でも簡単に作ることができます。

作り方はこんな感じです。

【材料】(約4枚分)

  • そば粉   350g(生地用)
  • 水     750ml(生地用)
  • 卵      1個(生地用)
  • 塩      少々(生地用)
  • ハム     1枚(トッピング)
  • 卵      1個(トッピング)
  • チーズ  たっぷり(トッピング)

【手順】

  1. ボウルにそば粉をいれ、水を少しずつ加えながらよく混ぜる。
  2. 卵を入れてよくまぜ、10分程度放置する。
  3. ホットプレートか大きめのフライパンを加熱する。
  4. 温まったフライパンに生地を流し入れ、お玉の裏で生地を薄く延ばす。
  5. 生地の表面に泡がでてきたらひっくり返す。
  6. 焼き目がついたらもう一度ひっくり返す。
  7. 生地の中央に卵を落とし、白身を広げ延ばす。
  8. 白身の部分に切ったハムと、チーズを置いていく。
  9. チーズが溶け始めたら4辺を中心に折り込む。

これで完成です。

簡単ですね。

作ってみるとわかりますが、自分で作ったガレットは生地が分厚くなっていまひとつです。

それでもおいしいですけどね。

というわけで、お店のちゃんと美味しいガレットを食べに行きたいと思います。

ブレッツカフェ クレープリー

さて、新宿で食べられるといっても駅のややこしい新宿です。

たどり着けるか心配でしょうが、安心してください。

今回紹介する「ブレッツカフェ クレープリー」は新宿高島屋の中に入っています。

つまり、駅に着いたらとにかく高島屋を目指せばいいのです。

「いや、新宿駅降りて何出口から出ればいいかわからんのよ。」そんな心配は折り込み済みです。

『南口、バスタ新宿、高島屋』この標語を覚えればいいのです。

外国人観光客になったつもりで「ミナミグチ、バスタシンジュク、タカシマヤ」と駅員さんに訴えてください。

絶対にたどり着けます。

どうですか、気がつけば高島屋のエレベーターに乗っているのではないでしょうか。

13階のボタンをポチっと。

はい、着きました。

簡単でしたね。

この「ブレッツカフェ クレープリー」は神楽坂にある『Le bretagne』が経営しているお店です。

つまり美味しいこと間違いなし!

お店に入ると席を案内され、今回はテラス席にしました。

イルミネーションが点いていてきれいな席です。

そして今回注文したガレットはこちらです。

ガレットスペシャリテ「ブルトンヌ」

マッシュルーム、ベーコン、かきまぜタマゴ、チーズ、北海道産生クリーム、エスプレット産パプリカ(粉)のガレットです。

そしてもう一枚。

ガレットスペシャリテ「ブロッセリアンド」

アトランティックサーモンのスモーク、旬の野菜、目玉焼き風タマゴ、チーズ、北海道産生クリームのガレットです。

やはりプロが作ったガレットは段違いにおいしい!

生地はパリパリで、具だくさん、味付けも完璧です。

そしてもちろん、ガレットにはシードルをあわせます。

今回注文したシードルはこちらです。

右側は以前も紹介した洋ナシのシードル「エリック・ボルドレ」のポワレです。

こちらは甘くて軽やかなのでとても飲みやすいです。

それでいてしっかりと奥行きもあります。

食前にも食中にも合う、オールラウンダーです。

左側は「Cidres – Ferme des Landes」の『Cidre Fermier – Brut』です。

ラベルの左下にある「AB」マークはフランス政府が有機認定したことを示す『Agriculture Biologique』のマークです。

Brut(辛口)なので、甘さの強いシードルではありませんが、フレッシュさがあり、それでいていつまでもリンゴの味わいが口に残ります。

泡はシャンパンのようにしっかりしています。

このシードルを作っている「Ferme des Landes」は美しいブルターニュの港町『Saint-Cast-le-Guildo』にあります。

まだ30年足らずと歴史は浅いですが、星付きレストランにも納めている一流のシードリエです。

美味しいシードルを存分に味わった後は、デザートのクレープもいただきました。

お腹いっぱい、大満足。

一行目で新宿に着いていたのに、食べ終わるまでなかなかの道のりでしたね。

さすが新宿です。

というわけで、今回の一杯でした。

新宿駅は迷宮。

シードル太郎

甘くて飲みやすい美味しいポワレは楽天市場で買えます。

これは本当においしいのでおすすめです。

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